平成３１年１月２１日（月）

こんにちは。

弁護士の神坪浩喜です。

昨日は、大寒。

ここから２月上旬までは、一年のうちで一番寒い時期です。

冬の底、寒さの底といってもよいかも知れません。

底ということは、一番厳しい時期かも知れませんが、

これから上がっていくという分岐点でもあります。

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さて、昨日、今日と大学入試センター試験でした。

私が大学受験したころは、「共通一次試験」でした。

司法試験をはじめ、これまで何度も試験を受けてきましたが、

私が一番緊張したのは、共通一次試験でした。

試験の前日、緊張して、心臓がドキドキして、

なかなか眠れなかったことをよく憶えています。

試験でうまくいかなかった、結果がでないと

「あ～自分ってダメだなあ」「なにやってんだあ」

等と、自分にダメ出しする方も多いのではないでしょうか。

（私もよくやっていました・・・）

就職のために、履歴書を送ってもなかなか面接にすすめず、

面接をしても、採用されないことが重なると、

「自分って社会に必要とされないダメな人間なんだ」

と落ち込む方も多いことでしょう。

恋愛でも、好きな人に受け入れてもらえなかったり、振られてしまうと

自分の人としての価値、存在自体が、空しく思えてくるものです。

しかしながら、一歩離れて、冷静に考えてみると

全くそのようなことはありません。

試験に合格しなかったのは、

単にその大学が求めている学力を「現時点では」備えていなかっただけです。

会社の面接に落とされたのは、

単にその会社が求めていた人ではなかったというだけです。

彼女（彼）に振り向いてもらえなかったのは、

単に彼女（彼）から恋愛対象として見られなかっただけです。

このことで、ダメな人間でも、無価値であるとも、

不要であるということにもなりません。

大学受験では、その大学に入学したいのであれば、

もっと勉強して必要な学力をつけるだけですし、

別の大学の選択肢もあります。

そして、大学へ行くことは、目的ではなく、

何かのための手段ですから、別の手段もあるでしょう。

会社の就職や恋愛については、実力という面もありますが、

マッチング・相性の部分も大きいものです。

希望していた会社に入れない、好きな彼女や彼と一緒になれないというのは、

大変辛いことですが、自分の価値とは、全く無関係です。

自分を必要とする会社はありますし、

もっと素敵な人・相性のいい人と一緒になれるかもしれません。

もちろん、会社が求めるような人材、

パートナーとして魅力ある人物になろうと

能力や人格を磨いていくことは大切ですが、

今の自分に価値がないということにはなりません。

やってみてどのような結果になろうとも、

やってみて、うまくいかなかったとしても

自分に価値がないと思う必要はないのです。

結果がでなくても、自分には価値があるのです。

そして何かを目指してチャレンジしたこと、がんばったこと、

そのこと自体に、大きな価値があります。

そして、チャレンジしたこと、がんばったことは

他の誰でもない自分自身が一番よくわかっていることです。

他の誰かが認めてくれなくても、わかってくれなくても

自分だけは、自分のがんばりを認めてあげてください。

だから、もしあなたが、何かにチャレンジしてみて

その結果がうまくいかなかったときには、

価値がないと思うのではなく、

自分にダメ出しをするのではなく

「よくがんばったよ」

「よくやったよ」と

自分のことをねぎらってくださいね。

自分の一番の味方、

それは、自分なのです。

あなたの一番の味方、理解者は

あなた自身なのですから。