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愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

平成31年2月3日(日)

こんにちは。

弁護士の神坪浩喜です。

今日は、節分、豆まきの日。

そして、明日は立春ですね。

 

まだまだ寒さは厳しいのですが、2月は光の春と呼ばれるように、日差しは確実に明るく強くなってきましたよ。

ふと感じる春の兆しがなんだか嬉しいです。

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さて、以前このブログでもご紹介した

「友だち幻想 人と人との〈つながり)を考える」ちくまプリマー新書 の著者である、菅野仁さんの本

「愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ」ちくま文庫

を読んでみました。 

「友だち幻想」も「なるほど~そうだよなあ」と読みながら読んだ本でしたが、この「愛の本」もまた「そうかあ!」とたくさん線を引をひきましたよ。

 幸福や人とのつながりについて、分かりやすく書かれた本です。

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 人間の幸福って何だろう?

 

幸福の具体的な形が何なのかは、人によって異なる。

でも、人間の幸福にはある「一定の条件」があり、それはわりとかっちりした形で取り出すことができる。

 

その「一定の条件」とは

①「自己充実をもたらす活動」

②「他者との交流」(「つながりそのものの歓び」と「他者からの承認」とからなる)

①と②の間のバランスのよさや滑らかな関係が〈生のあじわい〉を深める要因となる。

「幸福の純粋型」

 

幸福の条件をみたすためには、一人一人の具体的な生活の中の実際の活動において、幸福をつかみとる力を身につける必要がある

 

幸福をつかみとる力=自分なりに日々のあり方や他者との交流のあり方を具体的に組み立て直す力

それは「幸福のデザイン」。

 

幸福をデザインするために一番大切なこと

 

それは、「幸福の純粋系」と〈いま・ここ〉の自分のあり方との「距離」をきちんと了解するということ。

自分に対して無際限な能力を求めたり、他者からの絶対的な承認を求めないということ

 

自分の能力や置かれた環境の限界を知りながらもささやかでも確かな一歩を踏み出す勇気を失わないこと

 

自分のすべてを受け入れいてくれることを他者に期待せず、自分の考えや感じ方が少しでも伝わったことを楽しみ、そこを基点に少しずつ人とのつながりを深めていくこと

 

「自己充実をもたらす活動」においては、基本的に自分との勝負、自分との闘いという要素が強いので、自分のモチベーションがしっかり持続できさえすれば、ある程度の結果は期待できる。

例)楽器の演奏、受験勉強、趣味

 

ところが「他者との交流」はそうはいかない。

自分がどんなに努力しガンバッテも、なんの結果も得られないということだって多い。

そこが「他者との交流」がやっかいな性質を持つという最大の意味だ。

 

一番いい例が「恋愛」だ。

恋愛は、「ガンバレばいい」というものでもない。

ガンバリすぎてかえって逆効果になって、相手から嫌われることだってある。

 

「自己充実をもたらす活動」そのものが、実は「他者との交流」そのものを前提にしている場合が多いということも重要な点だ。

 

その意味では、「自己充実をもたらす活動」は、「他者との交流」とうまく結びつくことによってはじめて完成されるという面がある。

 

      「愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ」より

           菅野仁著 たなか鮎子絵  ちくま文庫

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480435637/

 

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なるほど~!

 

幸せというのは、他者との交流、他者とのつながりというのが、ポイントになってくるのですね。

 

しかし、その他者との交流は、そう簡単なものではありません。

自分だけでどうにかなるものでもなく、他者との関係が問題となってきます。

 

そして、その他者というのは、自分とは違う存在であり、価値観や好きなものも考え方も違う「異質な」存在です。

 

「あの人なら、わかってくれるだろう、伝わるだろう」と思っていても分からなかったり、伝わらなかったりすることは、よくあります。

 

家族や親友といった身近な人であればあるほど、「わかってくれるだろう」という期待との齟齬が生まれやすいものです。

そして、それがストレスや不満となります。

 

そして、さらに他者というのは、ときに「私」の気持ちをわからずに傷つく言葉を言ったり、がっかりさせる行動をとるもので、「怖い」存在でもあります。

 

他者を傷つけたくなくて、自分も他者から傷つけられたくなくて、そんな「面倒な」他者とは交流をとらないで、引きこもってしまうという方も、多いことでしょう。

 

しかしながら、生きることの喜び、幸せな気持ちは、この「怖い」存在でもある他者とのつながりで得られるものでもあります。

 

例えば、

素敵だなあと思っている人に、ある朝、勇気を出して「おはようございます」と挨拶をしてみた。

そしたら、にっこり笑って挨拶を返してくれた。そこに湧いてくる温かい気持ち。

 

楽器の練習をがんばった後に、尊敬する吹奏楽部の先輩から、「おまえ上達したなあ」と褒められたときの、嬉しい気持ち。

 

災害のボランティア活動をして、「ありがとうございます。とても助かりました。」

と感謝されたときのほんわかするような温かな気持ち。

 

「お~、自分って結構役にたっているんだ!」

「チームの一員として認められているんだ!」

「ここに、自分の居場所があるんだ!」

 

そんなときに、じわ~っと温かな幸せな気持ちになることでしょう。

 

他者は、「怖い」存在

それでも、幸せもまた他者とのつながりの中で感じることができるものなのですね。

 

菅野さんがおっしゃった

「自分のすべてを受け入れいてくれることを他者に期待せず、自分の考えや感じ方が少しでも伝わったことを楽しみ、そこを基点に少しずつ人とのつながりを深めていくこと」

 

まさに、これが大切だと、私も思います。

 

他者と温かくつながることは、そう簡単なことではない。

なかなかわかってくれないし、伝わらない。

そして、ときに、悪気がなくて、傷つけるようなことを言ってくる。

 

それでも、自分の考えや感じ方を伝えようと「楽しみ」

つながること、つながりを深めていくことをやっていこうというのが

人生のよろこびなのだと思います。

 

次回もまたこの本を取り上げたいと思います。

 

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著者の菅野仁さんは、仙台市のご出身で、宮城教育大学教授(社会学)、同副学長をされた方です。

 

大変残念ながら、2016年にご病気で亡くなられました。

まだ50代でした。

 

「愛の本」では、奥様やお子さん達とのエピソードが、ちょくちょく出ているのですが、ご家族を大切にされていたことがよく伝わります。

 

グチを言っていたら、奥様に「たまにはもっとシャキッとしてよ」と叱られて、「ぼくの奥さんはかわいいんだけど、ちょっと恐い」とか書かれています。(ちょっと共感します)

 

 

叶わぬことですが、もっと菅野さんに本を書いていただきたい(ご講演やエピソードも聴いてみたい)と思いました。

 

しかし、菅野さんの温かく優しい言葉の数々は、こうしてしっかり遺っているのですよね。

 

「愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ」

 

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480435637/

 

 それでは、また!

 

※関連のお話です。

 

友だち幻想1 他者とのつながりを考える

http://www.ayame-law.jp/15262995326419

 

友だち幻想2 距離の感覚

http://www.ayame-law.jp/15275479611102

 

友だち幻想3 人生の苦味・うま味

http://www.ayame-law.jp/15364750686866

 

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