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平成24年4月7日(土)
こんにちは。
神坪浩喜です。
4月になり、新年度になりましたね。
新しい環境で、この春を迎えられた方も多いでしょう。
新しい出会いもあったことでしょう。
その人とこれから温かなつながりがもてたらいいですね。
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人に嫌われたくない、人に好かれたい。存在を認めて欲しい。
そんな気持ちって誰にでもあるものです。
人から好かれたり、慕われたり、認めてもらえると嬉しいですよね。
逆に、人から嫌われたり、けなされたり、存在を無視されると辛く悲しくなります。
だから、人は人から好かれたいと思い、好かれようとするものです。
しかし、あまりに、人に好かれようとする意識が強いと、かえって人から距離を置かれてしまうということになりがちです。
それは、好かれようとするあまり、自分をよく見せようとして、自分のことばかり考えるようになり、
周囲の人は、何となく近づきたくないと思うからかも知れません。
外見上は、優しい言葉や行動であっても、どこか見返りを期待するような感じを相手は受けとってしまうのですね。
「この愛想のよさは、きっと何か魂胆があるに違いない」
「何かを売りつけようとしているに違いない」
だなんて相手に思われると好かれるはずがありません。
また、自分がどう見られるかに意識を注ぐと、他者が何を考えているのか、何をのぞんでいるのかに、意識が向かなくなってしまいます。
自分をよく見せようと意識しすぎて、自分についてのアピール話をすることも、場合によっては、相手を引かせてしまうことでしょう。
それに、人から好かれようとする意識が強すぎると、人から自分がどう見られているかが気になって、自分らしさを閉じこめて、偽りの自分を演じてしまい、疲れてしまうかも知れません。
では、人に好かれるためには、どうすればいいのでしょうか?
人の話をしているのに、犬のことを例えにあげるのは、申し訳ありませんが、私が飼っている小犬のマリの話をさせてください。
私は、マリのことが大好きなのですが、それは、マリの外見上の可愛らしさだけではなく、マリが、私のことを大好きでいてくれるからです。
何の見返りもなく、無条件で、私のことを慕ってくれているからです。
相手が無条件で好きでいてくれることを感じて、私も大好きなのですね。
人でも、無条件で大好きに思ってくれる人のことを、大抵嫌いにはなれないはずです。
大切に思ってくれる相手を、大切に思うものです。
逆に、自分のことを嫌っていたり、ダメだしばかりする人を好きにはなれないものです。
だから、人に好かれるためには、その人を無条件で好きになるのが、一番なのです。
「好かれようとするより好きになる」
それが、結局人に好かれやすくなるのです。
哲学者の池田晶子さんの本にこのようなくだりがあります。
14歳の中学生に「友愛」についてお話しています。
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人に好かれようとするよりも、人を好きになるようにしよう。
こう気持ちを切り換えてごらん。
自分に自信がない君も、それだけで何だか自信がわいてくるんじゃないかな。
だって、人に好かれることは、自分じゃどうもできないことだけど、
人を好きになることなら、自分でできることだからね。
自分でできることをするのでなければ、やっぱり面白くないじゃないか。
そういうふうに、好かれようとせずに好きになろうとする。
そういう君は、人目を気にせずに自然にふるまっているはずだから、
結局、人に好かれることになるだろう。
そういう人、その人がその人らしいのが、人には一番魅力的に見えるものなんだ。
「14歳の君へ」(毎日新聞社)
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人を好きになると、その人に何かをしてあげたいという気持ちが湧き上がってきます。
その気持ちを、まっすぐに心をその人に延ばしていくと、その人も温かいものを心に感じることでしょう。
人を好きになると、その人の役に立ちたい、喜ばせたいと自然に思います。
相手が今何を望んでいるのか、何が困っているのか
何をすれば喜ぶのか、相手を観察して、相手の気持ちを想像していくことになるでしょう。
共感力も高まり、共感することもできるはずです。
そして、温かなつながりができていく。
もちろん、自分が好きになったからと言って、相手も好きになってくれるとは限りません。
ともだちになれるとは限りません。
それでも、人と温かなつながりを持つためには、
「人から好かれようとするのではなく人を好きになること」
が出発点なのだと思います。
まだまだですが、私も、自分がどう見られるかから、相手を好きになろうと意識をシフトすることによって、温かなつながりができやすくなったなと実感しています。
「好かれようとするより好きになる」
あなたもよろしければ意識されてみてくださいね!
※関連のお話です。
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本編で、人を好きになろうとすることをお勧めしましたが、
どうしても好きになれない人を、無理に好きになる必要はありません。
好きになれないのはダメだと思って、自分を責めないで下さいね。
嫌いな人は嫌いということで、仕方がないのだと思います。
その気持ちも排除せずに認めてあげてください。
その上で、仕事の関係等で、そのような人と付き合わなければならない場合には、嫌いな気持ちは認めた上で、ちょっと脇に置くような感じで、一定の距離を置いて淡々と付き合うのがいいのかなと思います。
ただ、あなたの個人の尊厳を傷つけるような相手ならば、その関係を断ち切ることも必要です。
そのような時は一人で悩まないで、信頼できるどなたか弁護士にご相談くださいね。
それでは、また。
あなたが、幸せでありますように!
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