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平成24年6月17日(日)
こんにちは。
神坪浩喜です。
今日は、梅雨の谷間で、久しぶりに太陽が顔を出してくれました。
小犬のマリとの散歩も、朝とお昼の2回行きましたよ。
雨の季節の晴れ間って、ありがたみが増して嬉しいですよね。
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期待と現実のギャップを感じるとき、思い通りにならないとき、人は、他者や自分に対して否定的な感情をいだくものです。
相手に対しては「何やってるの」「あの人はどうしてこうなのだろう」と責め、自分に向けては「私ってダメね」「こんな私なんて嫌い」という感情が湧いてきます。
期待はずれの相手に怒り、そんな相手に怒る自分も嫌になって、「どうしてこうなの!」「人も自分も何もかもみんな嫌だ!」と、心の中が黒い雲で覆い尽くされたりします。
それは、とても辛いことですよね。
夢や希望をもち、そこに向かって歩くことは大切なことですが、現在の自分が、なりたい自分から遠く離れていたとしても今の自分を否定する必要はありません。
でも、「自分や他者を否定する気持ち」はついつい湧き上がってきてしまって、どうしようもない・・・。
こんな「否定の気持ち」に対して、心の平穏を保つために、何かいい方法はないのでしょうか。
心理カウンセラーの諸富祥彦さんは、すべての気持ちに対して、「ただそのまま認めて、眺める」という「脱同一化」という方法をお勧めしています。
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「脱同一化」という方法は、自分の中から生まれてくるすべての想念に対して、それがどんなものであれすべて「ただ、そのまま、認めて、眺める」姿勢を保ち続けることです。
どんなにつらく激しい気持ちであれ、それは自分自身とイコールではなく、自分の一部でしかないことを自覚的に体得していく方法です。
たとえば「こんな私じゃ、だめ」「こんな私は、嫌い」という思いがわいてきたら、「そうなんだね。わかったよ」とただそのまま、認めて、眺める。
死にたい気持ちがわいてきたら、「あぁ、死にたい気持ち、ここにあるなぁ」と、なにかものごとを観察するかのような姿勢で、ただその気持ちの存在を認めて、眺めていく。
何が出てきても「あぁ、こんな気持ち、ここにあるなあ」と認める。
ただそのままに認めて、眺める。
解釈したり、いじくったり、考えたりはしない。ただ認めて眺める。
こうやって、どんな気持ちが出てきても、「ただそのまま、認めて、眺める」のをただひたすら繰り返していると、このような落ち込む気持ちと、それを眺めている自分とは別であること、そして眺めている自分こそ自分であり、落ち込んだ気持ちはどれほど強烈であれ、それは、自分のごく一部にすぎないことがジワーッと自覚されてきます。
すると、その否定的な気持ちと自分自身とのあいだにおのずと「距離」(空間/スペース)が生まれてくるのです。
「私は私である。私は圧倒的な自己否定感がある。でも私は自己否定感そのものではない」
「私はここ。自己否定はそこ」
それを何度も反復することによって、自分の中の否定的な気持ちから、少しずつ「距離」がとれるようになって、他者や自己を否定する気持ちに、心を覆い尽くされたりすることがなくなり、他人や自分に対するイライラした気持ちが溶けて消えていくのです。
「人生を半分あきらめて生きる」諸富祥彦 幻冬舎新書
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なるほど。
自分の感情を否定するのではなく、ただ眺めるということなのですね。
ネガティブな感情、それは怒りだったり、憎しみだったり、嫉妬だったり。
そうした感情が湧いてくると、その感情に心を覆い尽くされ、相手を責め、また自分を責める感情で心が痛みます。
そんな感情はいけないんだ、と頭ではわかっていてもも、どうにもならず心の中で悶々としてしまいます。
そんな時、負の感情に真正面から向き合って解釈したり、いじくったり、否定したり、どうにかしようとせずに「ああ、今、こんなことを思っているんだね」とただ眺めるのがいいのですね。
誰かに怒っているときは「ああ、今、怒っているんだね」、嫉妬しているときは「ああ、今、嫉妬しているんだね」と。
流れる雲を眺めるように、自分の気持ちを引いて眺めていく。そうすると、意外と落ち着きを取り戻せたりします。
自分の感情と距離をとって眺める、相対化させる。
この「脱同一化」、諸富さんがいうには、シンプルな方法ですが、やってみると意外に難しく、反復練習をしていくことが大切だそうです。
でも、身につけると、ものすごく効果があるとか。
もし、あなたが何かに怒ったりしたら、「ああ、怒っている」と「ただそのまま認めて、眺める」ことを試してみてくださいね。
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