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ゆるす力-私は今、許せないと感じているのだなあ。

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平成24年8月25日(土) 

 

こんにちは。

 

神坪浩喜です。

 

8月も下旬なのですが、まだまだ暑い日がつづいていますね。

 でもマリの散歩道で、秋明菊や秋桜が咲いているのを見かけたり、虫の声を聴くと、もう秋なんだなあと感じます。

 

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さて、タイトルにひかれて「ゆるす力」(植西聡著 幻冬舎新書)という本を読んでみました。

 

多かれ少なかれ、どなたにも「あの人だけは許せない!」といった感情がわき上がってきたことがあるかと思います。

 

誰かを「許せない!」と感じているとき、怒りや恨みに心を覆われてしまっているとき、心は穏やかではありませんよね。

 

できれば、そのような感情を手放して、心穏やかに過ごせたならば、人生は、ずっと楽しく幸せになれそうです。

 

でも「あの人だけは許せない!」「この裏切り者!」「恩知らず!」「仕返しをしてやる!」といったネガティブな感情は、ふつふつと湧いて出て、自分自身をイライラさせます。幸せな気持ちとは到底相容れないものです。

 

とはいえ、そうは分かってはいても、「許せない」という気持ちは、なかなか消したり、手放したりできるものではありませんよね。

 

「悪いのはヤツの方だ、あんな酷いヤツを許してなんかあげられるか!」と。

許すということが、どこか負けを認めるような気にもなって、意地になったりします。

 

この本は、許せない相手のために許すのではなく、自分が幸せになるために、許してみたらどうですかと言っています。

自分の心の平穏のために「ゆるす」技術を身につけてみてはどうでしょうと提案しています。

 

その中の一つをご紹介したいと思います。

 

 

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自分の心に嫉妬や怒りといったネガティブな感情がわき上がってきたら、その気持ちを客観的に表現してみることをおすすめします。

 

例えば、誰かに嫉妬したときは、「あの人はずるい!」と言うのではなく、「私は今、あの人のことをずるいと思っている。あの人に嫉妬しているんだなあ」と言ってみます。

 

例えば、誰かにイライラしたときは、「イライラしてはいけない」と思ったり、「ああ、イライラする!」と口に出して言ったりする代わりに、「私は今、この人にすごくイライラしているなあ」と言ってみます。

 

コツは、どんな感情でも「私は」と、主語をつけて言葉にすることです。

 

そんな単純なことで・・・と思うかも知れませんが、これだけで、自分の気持ちにのみ込まれることなく、冷静な気持ちを取り戻せるようになるでしょう。

 

思わず自分の感情にのみ込まれそうになったときは、一歩引いて自分の状態を客観的に表現することにより、冷静さを取り戻せるのです。

 

        「ゆるす力」自分の気持ちを客観的に表現してみる

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ちょっと練習問題をやってみましょう。

 

例題「私を騙したあの人を許せない」→「私は今、あの人を許せないと思っているんだなあ」

 

  「私を馬鹿にした部下に腹が立つ」→「私は今、・・・・」

 

  「私にダメだしばかりする上司が許せない!」→「私は今、・・・・」

 

  「酷い暴言を吐いたあの人が憎たらしい!」→「私は今、・・・・」

 

  「恋人を奪ったあの人を許せない!」→「私は今、・・・・・」

 

 

もし、あなたに何か許せない気持ちがわき上がってきたならば、試しに「私は今○○と感じているのだなあ」と口に出してみてくださいね。紙に書き出してみるともっといいかも知れません。

 

植西さんがおっしゃるとおり、一歩引いて自分を眺めること、客観的にみることは、感情にのみこまれて、怒りの感情で、心を一杯にすることを防ぐ効果があると思います。

 

感情の発生は、「事実」→「自分なりの事実の受け止め方」→「自分の感情」といった流れからくるものですが、その事実を作った相手を許せないと思うことより、「自分の幸せのため」には、自分の感情を冷静に穏やかにコントロールすることによって、心の平穏を取り戻すことの方がいいのです。

 

その技術として、自分の感情を「私は今○○と怒っているんだなあ」と客観的に表現することによって、怒りの感情にのみこまれ、怒りの感情に囚われてしまうことを防ぐことができるでしょう。

 

嫌な出来事から、瞬間的に嫌な感情がわき上がって来てしまうものですが、「私は今・・・」と表現をする練習をすることによって、感情のコントロールが出来るようになり、心の平穏を保ちやすくなりそうです。

 

ちょっと試されてみてはいかがでしょう。

私も試してみたいと思います。

 

 

※関連のお話です。

 

感情さん、今怒っているんだね。

 

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 自分の幸せのためには「ゆるすこと」が望ましいと思っていますが、どうしても許せない相手がいたりしますよね。

 

そんなとき、許せない気持ちを無理に否定しなくてもいいと思います。

許せない自分を責める必要もありません。

それはそれで仕方がないことです。

それは、よほど酷いことをされたのでしょうから・・・。

 

「私は今、あいつを許せないんだなあ」と許せないことも受け入れてあげてください。

 

一定の時の流れを経ることが必要なものもあります。

できるかぎり、幸せな感情、温かで穏やかな気持ちになることで心を満たす生活を送って、しばらくの時が過ぎさることによって、ようやく癒されていく心の傷もあると思います。

 

今、大切なこの時を、できるかぎりネガティブな感情に支配されないように、意識的にコントロールされてみてくださいね。

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・・・と私自身にも言いきかせています(笑)。

 

 

それでは、また。

 

あなたが、幸せでありますように!

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