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嫌われる勇気2-共同体感覚

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平成26年2月24日(月)
 
こんにちは。
神坪浩喜です。
 
前回に引き続き「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)のご紹介です。
※嫌われる勇気
この本はアドラー心理学をもとに「自由に幸せに生きるためにはどうすればいいのか」について、分かりやすく書かれています。
 
前回は、幸せな対人関係のスタートが「課題の分離」であるということ、まず自分の課題と他者の課題とを切り分けた上で、他者の課題は他者にまかせて、自分が抱え込まないこと、他者に嫌われることをおそれないこと、自分の課題にのみエネルギーをそそぎ、自分が何をしたいのかを大切にして、前に進んでいく・・・。
ということをお話しました。
 
今回は対人関係のゴールである「共同体感覚」についてです。
 
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「共同体感覚」とは、他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることです。それは、共同体に対して自らが積極的に関わろうとすることによって得られる感覚です。
 
「共同体感覚」を得るには、自己への執着を手放し、他者への関心に切り替える必要があります。
すなわち、「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人になにを与えられるか?」と考え方を切り替えるのです。
考え方を切り替えるのに必要なのは「自己受容」「他者信頼」そして「他者貢献」です。
 
「自己受容」とは、ありのままの「このわたし」を受け入れることです。そして変えられるものについては、変えていく「勇気」を持つこと。
 
自己受容するからこそ、他者を無条件で信頼「他者信頼」することができ、仲間と思える「他者貢献」ができます。
他者貢献するからこそ、「わたしは誰かの役に立っている」と実感し、ありのままの自分を受け入れること「自己受容」ができるのです。
 
他者には、特に子どもには、自分は価値があると思えるために、「ありがとう」「うれしい」「助かったよ」と声をかけるようにしましょう。
感謝の言葉は、自らが他者に貢献できたことを感じさせます。
 
大切なのは、他者を「評価」しないことです。評価ではなく、勇気づけのアプローチをするのです。
 
人は、自分に価値があると思えたならば前に進む勇気を持てます。
人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できるのです。
自分の価値は、他者からよいと評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることなのです。
 
他者貢献とは、目に見える貢献でなくともかまわないません。
「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、それでいいのです。
 
幸福とは、貢献感です。
 
ただ、貢献感を、他者の承認から得てはなりません。他者の承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がないのです。
われわれは自由を選びながら、なおかつ幸福をめざす存在なのです。
 
自らの上空に「他者貢献」という星をかかげていれば、つねに幸福とともにあり、仲間とともにあります。
嫌う人がいようとも、自由に幸せに生きているのです。
 
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なるほど。
幸福とは、共同体への貢献感、誰かの役に立っているという主観的な感覚ですか!
 
確かに、自分は誰かの役に立っている、意味がある存在だという感覚を感じられたとき、心の芯から充実感、幸せ感を感じます。
弁護士の仕事をして、事件が解決して、自分が依頼者の役に立てたという感覚を持てたときは嬉しいものです。
 
他者が何かをしてくれるかではなくて、自分が他者に対して、社会に対して、何ができるのかを考えるのですね。
 
逆説的ですが、自分を幸せにしたければ、自分のことを考えるのではなく、他者に自分が何ができるのかを考えて行動するのが一番だということです。
 
自分が他者からどう見られているかに、心を捉われるのではなく、自分を起点にして、「わたしはこの人に何を与えられるのか」と他者のために行動する。
 
自分の考え方と行動によって、これから自分を幸せにすることができるのですね。
たとえ過去や現状がどんなに辛いものであろうとも・・・。
  
アドラー心理学は、勇気の心理学とも呼ばれています。
確かに、勇気をもらった気がしました。
 
それでは、また。

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