宮城県仙台市泉区・地下鉄泉中央駅徒歩4分の「あやめ法律事務所」では、3名の弁護士が、借金・離婚・不倫・相続・交通事故等の無料法律相談を実施しています。
<お電話での相談受付時間>
平日 午前9時30分~午後0時20分
午後1時20分から午後5時15分まで
メールでは24時間受付
平成21年10月12日(月)
こんにちは。
神坪浩喜です。
昨日、近くのジャスコに行ったら、もうクリスマス飾りが売り場にならんでいました。書店では、来年の手帳やカレンダーコーナーが。
早いものですね。
さて、前回は、誰かに何か仕事をしてもらったら、ねぎらったり、いたわったり、感謝したりする習慣を持つといいのではないかというお話をしました。
前回の話を読んで、
「これからもっと、同僚や部下に何かしてもらったらもっとねぎらうようにしよう。」
と思ってくれた方もいらっしゃるかと思います。
そう思ってくれたとしたら嬉しいです。
是非実践してみて下さいね。
ただ、きっと多くのかたは、それよりは、前回のブログを
「あの上司に読ませたい。」
「自分勝手な夫に読ませたい。」
「妻に読ませたい。」
と、ねぎらってくれない上司や旦那さんや奥さんの顔を思い浮かべたのではないでしょうか。
そして、
「少しくらいねぎらってくれてもいいのに。」
「変わってくれないかな。」
「どうしてねぎらってくれないのだろう。気づかないのかな。」
と思ったかも知れませんね。
そのお気持ち、よ~く分かります。
でもね。
他人は簡単に変わることはありません。
まず変わらないものだと思って下さい。そういうものです。
やった仕事に対して、きちんとねぎらいや感謝の言葉をかけたりする上司は、実際そんなにいないものです。
そんな上司は、スペシャルな人なんです。
こういっている私自身、頑張ってくれている事務員さんに、きちんとねぎらいや感謝の言葉をかけているかはちょっと怪しいものです。
上司が変わることは、期待しない方が心は穏やかです。
では、一体どうすればいいのでしょうか?
もし、あなたが、頑張って頼まれた仕事をやっても、何らねぎらいや感謝の言葉もなく、重箱の隅をつつくようなダメだし専科の上司の部下だとしたら、どのように対応しますか?
いくつかの選択肢があるかと思います。
① こんな上司の元でもう働きたくないとふてくされ会社を辞める。
② もう嫌だなあ、とやる気をなくして、いい加減な仕事をする。
③ 仕方がないか、と言われたことだけ、淡々とやる。
④ 上司から言われたことに、提案や工夫、付加価値を付け加えて、上司から言われたこと以上のことをする。
もし、あなたが部下だったとしたなら、どの行動を選択しますか。
それぞれの行動を選択した場合、どのようなことになるでしょうか。
少し想像してみましょう。
①の場合
会社を辞めても就職できるか分からない。転職できてもきっと多分同じような上司がいるパターンが多いかと思います。同じようなことを繰り返す可能性大です。
②の場合
いい加減な仕事をしていれば、ますます上司から怒られ、ストレスはたまるばかりでしょう。
同僚からも評価されず、その程度の人と見られてしまいます。
③の場合
言われたことをやるのはいいですが、あなた自身の成長はあまりありませんし、上司もこれまで同様、文句ばかりつけてくる可能性が大きいでしょう。
④の場合
上司から言われたこと以上、期待以上のことをやっていると、よほどひねくれた酷い上司でなければ、あなたの働きぶりを評価するはずです。
口に出して言わないまでも、「この人、なかなか仕事できるな。」という印象はきっと持つはずです。
その上司に評価されなくてもあなた自身の能力は高まり、きっと上司以外の誰かがそんな能力のあるあなたを放っておきません。
直属の上司とは別の上司が、あなたの働きぶりを評価して、新しいポストを与えてくれたり
かつての上司が、新しい会社に、あなたを誘ってくれるかも知れません。
それに、仕事に工夫や付加価値をつけることをしていると、きっとその仕事自体が楽しくなってくるでしょう。
こうして、検討してみると、そんな上司でも、いやそんな上司だからこそ、腐らずに、落ち込まずに上司の期待以上の仕事をするようにしてみるという④の行動が断然よさそうですよね。
でも、分かっているけれど、期待以上の仕事をするように頑張るなんて、実際のところなかなか難しいよ。
そうあなたは、おっしゃるかもしれません。
確かに。
つい、こんな上司の下でやってられないとか、こんな上司を喜ばせたくないとか、とにかく辛い、辛いと思って仕事に身が入らなくなるのが普通だと思います。
多分、私がその立場におかれれば、まずはそんな気持ちになると思います。
だから、考えたいのです。
そんな時、心の持ち方としては、どうすればいいのだろう?
考えてみた一つの案なのですが、自分は、上司のために仕事をしているのではない、上司に認められるため、褒められるために仕事をしているのではない、私は、自分自身の能力を最大限発揮するための、いい仕事をするためのゲームをしている、上司は、そのゲームに登場している単なる一キャラクター、脇役にすぎないと考えてみるのはどうでしょうか。
脇役に、自分の人生の幸せ、不幸せを決めてもらいたくはありませんよね。
自分自身で、上司がどうあろうとも、幸せになることを選ぶことはできるのです。
ねぎらってもらったり、感謝されたりすることは、もちろん嬉しいことですが、そういったことは最初から期待しません。
期待せずに、仕事それ自体に意識を集中させてみる。自分として、精一杯やったかだけを基準とする。
そうすると④の行動を選択しやすいような気がします。
上司がねぎらいもなく、ダメだしばかりする人であっても、だからといって、あなたは、決して不幸になる必要はありません。
そんな上司でも、あなた自身の意思によって、成長や幸せを手にすることはできるのです。
いや、場合によっては、そんな上司だからこそ、あなたの能力が磨かれているのかも知れませんよ。
いつか、そんな上司に感謝する時が来るかもしれまん。
「あの上司のおかげで、私は素晴らしい人生を歩むことができました」と。
それでは、また。
※関連のお話です。
お気軽にご相談ください。
お電話でのご予約はこちら
022-779-5431
相談受付時間:平日 午前9時30分~午後0時20分、午後1時20分~午後5時15分まで
メールでの受付は、24時間行っております(折り返しのご連絡は、基本的に上記受付時間となります)。
※法テラスの扶助相談が利用できる方は、そちらをご利用していただく形になります。
※お電話やメールでの相談は実施しておりませんので、ご了承ください。
※取扱い地域
仙台市、富谷市、大和町、利府町、大崎市その他宮城県全域