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ケーキの分け方-公平であること

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平成21年10月25日(日)

 

こんにちは。

神坪浩喜です。

 

 

突然ですが、皆さんは、ケーキ好きですか?

私、結構好きです。

まるいクリスマスケーキや誕生日おめでとうケーキを見ると

いまだにワクワクします。 

 

 

 

ここに3人の子どもがいます。

サトシくん、タケシくん、ヒカリさんとしましょう。

 

 

まるいケーキを3人で、どうわけるのか話あっています。

 

ケーキはおいしそうなイチゴのデコレーションケーキ

チョコレートでできたプレートや家、うさぎの砂糖菓子ものっています。

 

 

どう分けるのが「公平」でしょうか?

 

 

そんなの簡単じゃない、単に3等分にすればいいんじゃない。

 

 

そうですね。

原則として、3等分、内角が120度の角度になるようにケーキを切って

3人で分ければ、よさそうですね。 

 

 

でも、どうでしょう。

3人のうちの誰かがこんなことを言い出したら・・・

分け方、変わってきますか?

 

 

1 男女で区別

 

サトシ 「男の方が、偉いのだ。ヒカリは、俺たちの2分の1ぐらいでがまんしてよ。」

ヒカリ 「何いってんのよ!男は女性に優しくするものでしょ!甘いものが好きなんて男らしくないわ。

私が半分で、残り半分をサトシとタケシで分ければいいでしょ!」

 

あなたなら、どう分けます?

おそらく、変わらない、やっぱり3等分ですよね。

 

では次のケース。

 

2 年齢、体の大きさ

 

タケシ 「3人の中で、僕が10歳で、一番年長だ。サトシが9歳、ヒカリは8歳、年齢に応じて、 僕、サトシ、ヒカリの順に大きさを変えていくべきだ。」

ヒカリ 「え~!年上の人は、年下の人に優しくするべきよ。年下の私が、ケーキ大好きなんだから 私に多く分けてよ!!」

サトシ 「俺は、タケシより年下だけど、体はタケシより大きいぜ。体の大きい順に分けた方が公平ってもんじゃないか?大きなクルマの方がガソリンたくさん使うし。」

 

ん~。どうわけましょうか?

 

 

3 お金を出した額

 

 このまるいケーキは1200円のケーキでした。

 サトシ 「このケーキ、俺が600円を出して、タケシとヒカリは300円ずつだして買ったんだよね。お金を出した割合に応じて、俺が2分の1、タケシとヒカリは4分の1ずつにしよう。」

 ヒカリ 「でも、サトシってお小遣い、私やタケシよりたくさんもらっているんじゃない?

サトシにはお金がたくさんあるんだから、たくさん出してもいいじゃない。ケーキはやっぱり3等分よ!」

 タケシ 「お金を出した金額って関係あるのかなあ?」 

 

  さあ、あなたなら、どう分けます?

 

4 ケーキへの愛着、お腹の空き具合

 

ヒカリ 「私、ケーキって大好き!その中でもイチゴのケーキは最高!!サトシ、タケシは、私ほど好きじゃないでしょ。譲りなさいよ。」

サトシ 「俺だってケーキ好きだよ。それに、たくさん外で遊んでお腹ペコペコでたおれそうなんだ。そんなかわいそうな俺に、多くあげてもいいじゃないか。」

タケシ 「僕だって、ケーキは大好きだ。ところで、ヒカリは、ダイエット中じゃなかったか?」

ヒカリ 「関係ないでしょ!!」

 

さあ、どう分けましょうか?

 

5 テストの点数

 

ヒカリ 「算数テストの点数がよかった方が、たくさんもらえるっていうのはどう?実力主義よ。私は、85点だったわ。」

サトシ 「テストの点数だって!俺は43点だったよ。ト・ホ・ホ。それはないよ~。」

タケシ 「僕は、76点だったけど。でもテストの点数って関係ないような気がするけど。」

 

どうしましょう?

 

他に、サトシ君の誕生日で、誕生日ケーキとして買ったものだったらどうでしょうか?

ヒカリさんが3人を代表してお店にケーキを買いにいった場合はどうでしょうか?

あるいは、タケシ君は、あまりケーキに執着しない人だったらどうでしょうか? 

 

 

実際には、いろいろな事情があったりします。

単純に3等分がいいとは言い切れない場合もあります。

単純に3等分すると、かえって不公平な場合もありえます。

 

あるものをどう分けるのが公平なのかというのは、

様々な個別具体的事情を考慮しなければならない判断できないこともあるのです。

 

「ケーキの分け方」のケースにあるように、

まず大切なのは、自らの希望と事情を伝えて、話し合うことです。

 

個別具体的な事情の中には、ケーキを受ける際に

考慮すべき事情と考慮すべきでない事情があり、

考慮すべき事情の中には、大いに考慮すべき事情とそれほど考慮しなくても

いい事情と程度が別れます。 

 

 

男だから、女だから、年長だから、年少だからという事情は

公平の観点、第三者的に見れば考慮すべき事情にはなりません。

ただ、話をしてみて、それで相手が考慮して、合意に至ればそれはそれでありなのです。

 

またお腹が空いている、ケーキが大好きだという主観的事情も、第三者的に見れば

考慮しても副次的な事情ですが、主張すれば、相手が考慮してくれることは

日常的には多かったりするでしょう。

 

 

公平の視点からすると

3等分を原則として

ケーキへの貢献度、誰が多くお金を出したかというのは、

考慮することが公平にかなうと一般的にはいえるでしょう。

サトシくんが、たくさんお金を出したのなら、サトシくんがその分ケーキをたくさん獲得できるというのは合理的な考え方です。

 

しかし、ヒカリさんが言ったように、富める者がたくさん負担する(でも享受する利益は同じ) という観点から、考慮しないということもありえます。

この国の税制だって、たくさん収入がある人はたくさん税金を納める(でも国から受けるものは変わらない)累進課税制度ですからね。

 

テストの成績というのは、ケーキへの貢献に直結しないので、 事後的にテストの点数で決めるというのは、合理性はありません (もちろん3人でそれでいいと合意すればOKです)。

 

もっとも、テストの平均点が高いと先生からケーキがもらえるという事情があって、

獲得したケーキならば、テストの点数が高い人は、ケーキの獲得により貢献したことになりますから、考慮事情になってきます。 

 

 

当事者の立場に立って、よりケーキを獲得するためには

第一次的に、ケーキへの貢献度

副次的に、ケーキの必要性、愛着

を軸にして、他の人へ伝えて理解を求めることになろうかと思います。

 

ケーキの貢献度というのは、

ケーキを買うお金をたくさん出した、

ケーキを買いにいったという事情。

 

ケーキの必要性は、

私がケーキをこんなにも大好きであること

お腹が空いていること、この前食べたご飯が○時間も前であることといった事情

 

だから、多くケーキをもらえないだろうかと他の人達に主張するわけです。 

 

そして、お互いにいろいろと話し合ってみると解決案が見えてくることもあります。

 

 

例えば、ヒカリさんは、イチゴが大好きなので、イチゴがたくさん乗っている部分を

もらったり、タケシくんのイチゴをいくつかもらうことで、ケーキ自体は減らして、タケシくんのケーキの割合をふやしたりすることもできたりします。

チョコの家やプレート、うさぎの砂糖菓子で調整できるかも知れませんね。

また、今回は、お腹ペコペコで倒れそうなサトシくんに多くあげて、

次回のケーキを分ける際には、サトシくんの分を少なくするといった案もあるでしょう。 

 

 

さあ皆さん、

「公平にわける」という感覚をつかんでいただけたでしょうか。

 

原則は、人数割りで分けていくものですが、

実際には、様々な具体的事情があり考慮する必要があること

分ける際の考慮事情としては、分ける対象への貢献度を第一に考慮し

分ける対象への必要性や愛着を副次的に考慮していくことを

今日は、おさえていただければと思います。 

 

そして、大切なことは、

公平な分配に関係する事情を中心に、

自らの具体的事情と希望を相手に説明し、

他方で、相手の事情や希望もよく聞いて、「冷静に」話し合うことです。

 

そうすると、お互いが納得できたり、ハッピーになれる

分配案や解決案が見つかることもあります。

 

 

つい当事者になると、自分はこんなに貢献したんだ、こんなに好きなんだ

と主張して、相手の話については「そんなの関係ない。」と思い、

お互いに相手のことを「欲張りだなあ」とか「わからずや」とか思ってしまいがちに

なります。 

 

「公平」って難しいんですよ。

でもお互いに「公平」の感覚を理解し、「公平」であろうとする心があれば、

それがないときよりずっと、お互いにハッピーな「ケーキの分け方」

ができるのでないかなあと思っています。

 

 

今日は、小学生対象を対象とした「公平」についての法教育授業のお話でした。

いかがでしたでしょうか。

 

 

「公平」とは、へだたらないこと、かたよらないこと、

感情に巻き込まれず、心をニュートラルにして、個別事情を考慮しつつ、複数のものを等しく取り扱うこと 

 

 

ケーキの分け方で、けんかすることなく、みんな仲良くおいしくいただけますように! 

 

 

 

あ、ケーキの話をしていたら、何かケーキ食べたくなりました。

栗のモンブランなんかいいかも? 

 

 

 

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