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平成20年3月11日(火)
皆さん、こんにちは。
お元気ですか。神坪です。
先の日曜日は暖かい陽気で、近くの公園で
お弁当を食べました。うまかった。
外で食べるご飯ってどうしておいしいのでしょう。
さて、前回、小学1年生の教科書にのっている「はるのゆきだるま」の紹介をしました。お話はどのように展開していくのでしょうか。前回を読んでいらっしゃらない方は、まず前回の日記を読んでくださいね。
ゆきだるまさんは、どんな気持ちで、どうぶつ達を待っていたのでしょうか。
どんな気持ちで、はるがくるのを待っていたのでしょうか・・・
『 はるの ゆきだるま
いしなべ ふさこ 文
(前回からのつづき)
ふもとに 下りた どうぶつたちは、あっちこっちに はるを 見つけました。
小川の 土手の ふきのとうや つくしを つんだり、ちょうちょを おいかけたりして、むちゅうで あそびました。
「そうだ、ゆきだるまさんに おみやげを もってかえるんだった。」
子うさぎが、ゆきだるまとの やくそくを おもい出したとき、もう、さくらの花は まんかいでした。
「早く 早く、ゆきだるまさんが まって いるよ。」
どうぶつたちは、いそいで 花を つむと、山へ かけのぼりました。
でも、おそすぎました。どうぶつたちが、ついた とき、ゆきだるまは とけて しまって いました。
「ごめんね、ゆきだるまさん。」
子うさぎは、なきながら いいました。
みんなは、とけた ゆきの 上に、そっと はるの おみやげを おきました。
いつか、山は すっかり はるでした。
どうぶつたちは、げん気いっぱい 山を かけめぐって あそんで いました。
ゆきだるまのことは、もう、わすれて しまったかのようでした。
「あっ、ゆきだるまさんだ。ゆきだるまさんが いる。」
ある日、山の上から、子うさぎの 大きなこえが ひびきました。
どうぶつたちは、びっくりして かけより、子うさぎの ゆびさす ほうを 見下ろしました。
「わああい、ゆきだるまさんだ。みんな、いって みよう。」
子ぐまも 子りすも 子ぎつねも 子だぬきも、子うさぎを せんとうに、山をかけ下りました。
でも、それは、あの ゆきだるまでは ありませんでした。
ちょうど ゆきだるまの 立っていた あたりにさいた、たくさんの 白い花でした。
どうぶつたちは、だまったまま いつまでも、その花の ゆきだるまを 見つめていました。
(おわり) 』
いかがでしたか?
ゆきだるまさん、やっぱり溶けてしまうんですね。
どうぶつ達が、ゆきだるまさんとの約束を思い出したときの、
どうぶつ達の「しまった!間に合ってくれ!」という気持ち。
そして、とけてしまっていたゆきだるまさんを見て
「ごめんね、ゆきだるまさん」と子うさぎが、泣きながらいった時の、
子うさぎや他のどうぶつ達の気持ち。
約束をまもることができなかった。
ゆきだるまさん、きっとはるのおみやげを楽しみにしていたのに、ずっと待っていたのに。
ごめんね、ごめんね、ゆきだるまさん・・・
それを考えると切ないですね。
「ごめんね、ゆきだるまさん。」
は、子うさぎが、ゆきだるまさんの気持ちに思いをはせてでた言葉でした。
ゆきだるまさんは、何を思い、はるを待っていたのでしょうか。
はるがくれば自分は溶けてしまうということは、分かっていたのでしょうか。
それでも、どうぶつ達がはるのおみやげを持ってきてくれることを楽しみにしていたのでしょうか。
そして、春満開となり、どうぶつ達が元気一杯、山をかけめぐって遊んでいたときに
「あっ、ゆきだるまさんがいる!」
と白い花になった ゆきだるまさんを見つけたとき、どうぶつ達はどんな気持ちだったのでしょうか。
その白い花を、どうぶつ達は だまったまま いつまでも 見つめています。
何を思いじっと白い花を見つめていたのでしょう。
はるのおみやげを楽しみにしていたゆきだるまさん、
ゆきだるまさん自身が、春の白い花になったんだね。そうだったんだね。
よかったね。よかった。
ゆきだるまさんにあうことができて、本当によかった・・・
じっくりかみ締めながら、どうぶつ達やゆきだるまさんの気持ちを考えていくと、
ジーンと胸に響くものがあります。
そして「おそすぎました。」ということがないように、
大切なことを忘れないようにと、思いました。
あなたは、このお話を読んで、どんな思いが心に浮かびましたか。
もしかすると、あなたは、大切な人と交わした約束、忘れていたりしませんか?
もし、そんな約束があったら、どうか「おそすぎました。」とならないようにして下さいね。
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