平成２１年１１月１５日（日） 

皆さん、こんにちは。

神坪浩喜です。

一雨ごとに、冬が近づいてきています。
青葉通のケヤキの落葉もすすみ、雨にぬれた落ち葉が
歩道にびっしり敷きつめられていました。
 
お掃除をする方は、本当にご苦労さまです。

さて、今日は、本田健さんの本「きっと、よくなる！」の中に、
出てくるお話をご紹介したいと思います。

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教会の初老の牧師さんが、聴衆に問いかけました。






「あなたが死ぬときに、後悔することは何だと思いますか？」



 



牧師さんは、問いかけて、しばらくの沈黙の後に、静かに話を続けました。

 

「 私がいちばん後悔するだろうと思うこと、それは、愛を引っ込めたことだと思うのです。

和解しなくてはと思っていたのに、そのまま亡くなった父親。

仲直りをしようと思っていて、音信不通になってしまった親友。

ねぎらいや感謝の言葉を伝えたかったけど、別れてしまったパートナー。


愛を示せたのに、気恥ずかしさとか面倒くささで、

愛を引っ込めたこと、それを私はいちばん悔やむでしょう　　」

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いかがでしたでしょうか。

このお話から、あなたは、どのような思いが浮かびましたか。




私は、この言葉を初めて受けとった時、

胸の奥が締め付けられるような感じがしました。




いろいろなことが思い出されました。
 

思えば、これまで、私は、どんなにたくさん、愛を引っ込めたことだろう。

寄り添うことができたのに、気づかないふりをしてしまった。

励ますことができたのに、何も言わなかった。

悪いことをしたと思ったのに、ごめんねと言えなかった。

優しくできたのに、冷たくしてしまった。


優しくすれば、その人は、きっと喜んでくれたのに、

私は、まさに恥ずかしさや面倒くささから何もしなかったのでした。


愛を示すことができたのに、しなかった。

何とも後味のわるい澱が、心の中に残っています。

実にやっかいなしろものです。
 

確かに、愛を引っ込めたことは、死ぬときにきっと後悔しそうだなと思いました。

私は、死ぬときに後悔したくないと思いました。

だからもう「愛を引っ込めない」

それを、今、私は、生きることの一つの指針としています。

それでも、なお、恥ずかしさ、面倒くささという
「愛を引っ込める」引力に負けて引っ込めてしまいそうになります。


だから、誰かを見て、心の底の何かが、モゾモゾとした場面で、

「愛を引っ込めない」「愛はそのまま示そう」と言いきかせています。

 

「それって愛を引っ込めていない？」

「今君が、その人に愛を示せることってない？」



と、そんな問いを自分に投げかけてみるのです。

そんな習慣が身に付いてくると、少しずつ「愛を引っ込める」こと
が少なくなってきました。

少しの勇気を出し、愛を示したことで、喜んでくれる人の顔を見る機会が多くなりました。 

それは、とても心地のよい体験です。

そして、過去に愛を引っ込めてきた自分を許すことができるようになりました。

あなたは、愛を引っ込めていませんか？

どうか、あなたの心にある愛は、引っ込めずに、ぜひ示して下さいね！

それは、あなたの大切な人を幸せにするために。


そして、あなたが、悔いのない幸せな人生を送るために。

私も、引き続き楽しくがんばろうと思います。

それでは、また！

※関連のお話です。

ちょっとしたことで。

心の幸せカップ

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