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平成21年11月23日(月)
皆さん、こんばんは。
神坪浩喜です。
今日は、勤労感謝の日。
私の上の子どもは、こう言いました。
「働くお母さんをいたわる日だね。」
「お、偉いぞ。で、お父さんは?」
「・・・・・」
こうして、
子どもにはいたわってもらえない父でした。
と・ほ・ほ。
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ワークライフバランスという言葉があります。
仕事と家庭とのバランスをはかるということですが、意味合いとしては、仕事偏重ではなく、家族やプライベートの時間も大切にしましょうということでしょうか。
どの仕事でもそうですが、女性弁護士で、結婚し子どもを育てる場合には、仕事と家庭のバランスということが問題となってきます。
特に、弁護士という仕事の場合、その責任の重さや時間の不規則さから、家庭と両立するのは、大変な努力を要するものだと思います。
そんな大変な中で、仕事と家庭を両立しておられる女性弁護士の方はとても素晴らしいなと思います。
実際、妻と一緒に勉強をし、いっしょに司法試験に合格した女性の弁護士さんは私たちと同じように男の子、女の子の二人を育てながら弁護士の旦那さんとバリバリ仕事をされています。
しかし、私の妻は、自らの生き方として、弁護士の仕事をやめ、家庭に重心をおきました。
あやめ法律事務所を開設当時は、妻は、子ども達を幼稚園の延長保育に預けながらして、少しずつ弁護士の仕事を増やしていこうとしました。
私も、妻と一緒に弁護士の仕事をする、小さいながらも温かな法律事務所をつくることが妻と出会ってからの夢でしたので、初めて彼女といっしょに相談や打ち合わせができたときはとても嬉しかったです。
そして、これからこんな時間が増えていくのかなと思っていました。
しかし、お母さんと一緒の時間が減ることは、子ども達、特に下の娘にとっては、とても辛いことでした。
そんな辛そうな子どもの様子を見る妻も辛かったのでした。
娘が幼稚園でつくった七夕の短冊に願い事を書きました。
「おかあさんとずっといっしょにいられますように」
夫の私が育児で頼りにならなかったのかも知れません。
私が自分のことで精一杯で彼女を支えてあげられなかったからかも知れません。
弁護士資格があり、弁護士として働くことを期待されているのに
やめるなんて。そんな心の声も聞こえてきたことでしょう。
いろいろと悩んだ上で妻は、自らの選択で弁護士をやめました。
妻が私に、弁護士をやめることを話したときは、
既に決心は固く、私としてはどうしようもありませんでした。
(結構、頑固一徹、星一徹、ちゃぶ台返しです。)
いろいろな生き方があると思います。
端から見れば資格も能力もあって、もったいないという気もしますが、
彼女にとって、どんな生き方がよいのかを考え、納得した上での生き方なのです。
実際、やめてしばらく経つ今なお、彼女が弁護士として稼働していた頃のこと(わずか2年ほど)をご存じの先輩の弁護士さん、一度あっただけの事務員さんら何人もの方から、
「逢坂先生はお元気ですか?いつ復帰されるのですか?」
とよく聞かれます。
そして、私が、当分復帰をする予定がないことをいうと
「もったいないですね。」と言葉が返ってきます。
確かに・・・。
私も、妻には、私よりは弁護士としての潜在能力や資質はあり、弁護士の仕事をすれば、きっと多くの人を幸せにできる人だと思っていますので、「もったいない」と思っています。
そして、その能力を引き出せないことが、私としては正直残念です。
でも、いいのです。
彼女自身が、弁護士を続けるより、家庭、子ども達に重心を置くことに決めたのですから。
他ならない、彼女自身の人生なのですから。
それは、得意なものや能力、ましてや周囲の期待とかではなく、 「好き」をベースに選択したのだと思います。
自分にとって、今何が大切かという心の声に従った選択をしたのだと思います。
それが、彼女にとって幸せだと思いますから。
そして、夫として、妻を幸せにすることが、何より大切なことですから。
今、妻は、事務所では経理担当事務員として、家庭内では、家事・育児と本当によくやってくれて感謝しています。
料理の腕も、あがりました。
趣味の着物着付けやガーデニング、小学校のPTA役員活動と充実した毎日を送っています。
たくさんのお母さん方から慕われているようです。
弁護士をしていた頃より、はるかに幸せそうで生き生きしています。
子ども達も、お母さんと一緒の時間が多くて、とても幸せそうです。
そんな妻や子ども達の様子をみて、「これでよかったんだ」と思っています。
こうして、妻と二人で弁護士をやるという私の夢は、とぎれたのでした。
でも今、別の形で夢を見つけ、それを実現しようと思っています。
夢の続きは終わっていません。
あなたは、「好き」や「やりたいこと」をベースに生きておられますか?
今何が大切かという心の声に、従って生きておられますか?
そうだとしたら、とても素晴らしいですね!
ぜひその調子で。
それが、あなたがあなたらしく幸せに生きることだと思いますから。
私もあらためて「好き」や「やりたいこと」をベースに、
今何が大切なのかという心の声に従って生きていこうと思います。
それでは、また。
※関連のお話です。
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