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司法試験に向けた勉強−「思いこみ」の話。

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平成18年12月5日(火)

皆さん、こんにちは!神坪です。
寒くなってきましたね。蔵王の山々も白く光っていました。
スキー場開きの声も聞こえてきました。

さて、高校生からの質問の中で、

「大学時代にはどんな勉強をしてたんですか?」「司法試験に向けて、どのように勉強に取り組まれたのですか?」という質問がありました。

この話題を話すと長くなってしまうんですよ。
私(神坪)は、ながーい受験生活(浪人生活)を送って、周りの方のおかげで何とか試験に合格した者ですので・・・。

弁護士という仕事についてみると、あの時、こうしていたら、もっと早く合格できたのかな、と思うことがあります。
司法試験は、弁護士や裁判官、検察官といった法曹になるための試験なので、実務をやっていると、「ここがポイントなのか」「こういう考え方や論理の展開の仕方をすれば評価されるか」ということが、何となく分かってくるのですね。

そこで、今、弁護士の仕事をしてきた経験や司法修習で体験したことをふまえて、大学時代や受験浪人時代の自分に、話しかけるように、このブログで「司法試験に向けた勉強」について書いていきたいと思います。

もっとも、現在は、私の受験時代と制度が変わって、法科大学院の卒業後に新しい司法試験を受け合格することが、法曹になるメインコースとなっておりますので、その点はご了承下さい。

まず、精神論的なことから入って申し訳ありませんが、
「自分は、弁護士(裁判官、検事)に必ずなれる。」
「思いこむ」ことがとても大切かなと思っています。

というのは、「司法試験は、とても難しい試験だ」、「多くの人が挫折している」、「何年かかっても合格できない人がいる」という情報にふれて、そうなのかと思ってしまいがちになりやすいのです。

それをつい自分にもあてはめてしまったりすると
「どうせ自分には無理だ」
「難しい試験なのだから、落ちて当たり前だ」
「ひょっとしたら、自分は一生合格できないかも」
なんていうネガティブな声が聞こえて、そんな声に流されてしまいがちになります。

私も、受験中、不合格になったときや思うように勉強が進まないときには、こんな声がきこえてきました。

でも、こんな声に流されてばかりいると、合格することはまずないかと思います。

こんな時に「自分は大丈夫。必ず合格する。弁護士になれる。」という思いこみ、自分なりの軸があると、何とか立ち直り、勉強を続け、合格することができるかと思います。

この「自分はできる!合格する(ことになっている)!」という思いこみがとても大切なんですね。
(「合格するぞ!」という表現ではないことに注意して下さい。)

私がこれまで合格した人、合格しない人を見てきたところ、
「自分にはできる、合格することになっている」という自信のある人は、確実にまた早く合格していくようです。

では、「自分はできる!必ず合格する(ようになっている)!」という思いこむことが大切なのですが、でも、多くの方は、「そんなことなかなか思いこめない、だって先輩は難しいっていってるし、現に何回も落ちている人はたくさんいるし・・・」なんて思われるかも知れません。

そう思われるのはもっともなことです。

私も、大学4年で、仙台の司法試験(東北学院大の土樋キャンパスでありました)を初めて受けたとき、約500人くらいの受験生がいたのですが、何年も試験を受け続けた(落ち続けた?)ような結構年配の方がたくさんいらして、この中から「5人くらい(仙台の最終合格者の数)に残らないといけないのか!」と「おじけついてしまった」ことがあります。

気持ちでもう「負け」てしまったのですね。

そうなると、実際の結果も、必ず「負け」となるわけです。

では、「自分は合格する(ようになっている)」と思いこむにはどうすればよいのでしょう?

お勧めは、まず、日頃から何度も心の中で、唱えること、特に辛いときや不安になったときに「あ、でも自分は合格するようになっているから大丈夫、大丈夫!」と何度も頭の中で繰り返すことです。
単純ですが、結構効果あると思いますよ。

そして、模擬試験なんかで成績がよかったら、それを飾っておいて「自分はこのとおりできるんだから、大丈夫。」なんてほめることもいいと思います。
それから、「自分が合格するのは当たり前だよね。」といった環境に身をおくことも効果大です。

つまり、一番いいのは、合格した人とたくさん知り合いになって、話をすることです。合格した人と友達になって、日々接していれば、「合格するのが当たり前」というような感じになってきませんか?

また、合格しそうな人がたくさんいるところに身をおくのもいいでしょう。そんな環境で一緒に頑張っていけば、時期の若干の差はあれ、皆さんほとんど合格していくことと思います。

ですから、もし、この文章を読んでくださるあなたが高校生で弁護士や裁判官になりたいのなら、司法試験に合格した人がたくさんいる、また合格率が高い大学(受験者数に対して合格者の数の割合が高い大学)がどこかを調べてそこに入るのが近道かと思います。

そのような大学は、もちろんいい先生や勉強できる環境が整っていることも魅力的なのですが、合格者がたくさんでる大学で勉強していると、自然と「自分もこの中で勉強しているから、合格するようになっている。」と思いこみやすい環境にあるのですね。
もし、あながが大学生で、そのような大学でないとしたら、出来れば合格者がたくさん出た勉強会のサークルとかに入れてもらったりして、「合格することが当たり前」という環境に飛び込んでいってください。

私の場合、幸いにも私の身近な人が、どんどん合格していってくれたので「自分も合格することになっている。やればできるはず。」と思いこむことができたのかなと思います(もちろんいろいろな有益なアドバイスをもらったこともためになりました。感謝しております。)

そして、注意していただきたいのが、あなたが、そんな恵まれた環境に身をおいたときに「あの人は運がいい」「あの人は自分と違って頭がいい」なんて、せっかくの環境を無駄にしないで、「彼(彼女)が合格するのだから、自分もできる、合格できる。」という思いこみを「選択」してくださいね。

司法試験における「思いこみ」について、お話しましたが、これは何も試験に限ったことではありません。
いろいろな場面で応用できるかなと思っています。

私は、途中、何度もへこみましたが、「自分は弁護士になれる」という「思いこみ」があったので弁護士になることができました(もちろん周囲の方々の支えがあったからですが・・・)。

そして今も、「自分はこうっなっている」という、勝手な「思いこみ」をいろいろしていますよ!!

あなたも「素敵な思いこみ」をして、「思いこみ」しやすい環境に身をおいてみてはいかがでしょうか?

あなたの「素敵な思いこみ」が実現しますように!!

それでは、また。

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